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今回は前回紹介しました緊縛でポピュラーな神経麻痺についてもう少し踏み
込んだ話をします。
緊縛による神経麻痺は縄による「橈骨神経」を圧迫することによって起こっ
てしまうことが殆どです。
橈骨神経とは腕の中にある3大神経のひとつで、肘関節を伸ばすこと手首と
手指を伸ばす働きをしています。
この神経は腕の付け根から手の親指と人差し指あたりまで骨に巻きつくよう
な感じで、ひとそれぞれな神経の走り方をしているようです。
その神経のどこかを圧迫してしまうと、神経麻痺がおき悲しい事故になります。
麻痺が起こる場所は手の親指と人差し指の水かき部分に痺れが出ることが多い。
経験ありませんか?
緊縛後に手の水かき部分が軽くピリピリしたり
押すと軽い痛みを感じたりしたこと
私もあります(笑)
で、ひどくなると
前述したように手首・指が動かない状態になり長期間、普段の生活・仕事が
出来なくなります。
では、どこの部分縄をかけたら危ないのか?緊縛でよく言われる危ない場所は
「血管が見えているような場所を圧迫してはいけません」ですが
頭骨神経麻痺の範疇でもっとも危険な場所とは
①手首の内側 脈側の部分
②上腕の内側
これは血管もそうですが神経が骨や筋肉で保護されづらい場所であり
この2箇所については細心の注意が必要なのです。
繰り返しますが、神経麻痺の範疇での要注意な場所です。
(まだまだ危険な注意箇所はあるので)
縛り手はこの神経の存在を意識した縛りをする必要があります。
また受け手はこの神経を意識した自己防衛をある程度することが可能です。
だから、以前、書いたこの内容を特に縛り手はもう一度考えて欲しいのです。
縄筋の意味「自分は吊らないから大丈夫」とか耳にします。
この神経麻痺は腕枕とか自分の寝相で麻痺を起こすのが一般的な発生原因であり
そんな弱い圧迫でも起きるものと認識してください。
「自分は短時間しか縛らないから安全」とか
「自分は縄を切るカッター・ハサミを用意してあるから安全だよ」とか耳にします。
私が思うに「
その考え方」では「全てが危ない」
これは自論ですが、圧迫する場所に対して
(圧力)×(時間) = 悲しい神経麻痺
というものだと思っています。私は医学の知識はありませんが、その理屈って間違
ってないと思っています。
1分だって大きな圧がかかれば、神経麻痺は起こるし
圧が弱ければ、長時間でも大丈夫かもしれません。
また受け手の身体も同じでない。
また気を付けなければならないのは
圧は縛り手が縛る段階で縄の圧は配慮することは出来ますが、意外と気づかないこと
で圧がかかる場合があるということ。
例えば
女性を縛って寝かせてプレイした場合、女性の体重の圧で神経麻痺
・・・よくあるケースです
次回は悲しい神経麻痺に配慮した縛りの考え方について少し紹介したいと思います。
(以上、転載禁止)
- 2012/07/21(土) 20:26:41|
- 緊縛講座
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