STRINGS 2012年01月

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後手縛りは緊縛の基本と言われますが

未だに満足できる後手縛りが出来ない。

プロの縄氏にもアドバイスもらったり・・しても
答えがないので、嗜好錯誤を繰返す。

本当に奥が深い縛り。

体勢や吊る場合などにより後手縛りも変化させるのは

当然ですが、自分の後手縛りの答えを見出したい。

先日、同志であり大先輩で今は師範代として活躍する某氏と
久しぶりお会いする機会がありました。

実は先輩も昨年一年「後手の旅」と称し（笑)

著名なプロの方、著名なアマチュアの方にお会いして彼らの後手
を研究し尽くしていたとのことで楽しい縄談義が出来ました。

緊縛マニアの話といえば、それまでなんですが

緊縛とは縄筋の形なんかは練習すれば、すぐに習得出来ますが

そこからが難しいのです。

相手があっての緊縛ですから・・・

吊りは

より強い

抱擁にすぎない

麻縄には縛り手の心が現れるように思います。

嗜好もあると思いますが、緊縛に対する想い。受け手に対する想い。
同じ麻縄でも皆違うものであり、それが縛り手の個性でもあります。

「粗さ、湿感、硬さ、太さ、色」

これは自分の拘りの順ですが、一番は「粗さ」の追求です

相方の敏感肌にあうように、シルクのようなしっとりと滑らかな
麻縄を維持するようにしています。

正直、麻縄の製作からメンテナンスまで大変な労力が必要ですが、
手を抜くと、すぐ肌が赤くかぶれるので怠ることは出来ません。

毛羽が多くて「チクチクするのが麻縄」と思っている方か多いと思います
がそれが好きな方はいいのですが、苦手な人はスベスベ麻縄作成を
頑張ってみてあげて下さい。

また、毛羽が多いと縛りの途中で毛羽が飛んで受け手に、鼻ムズムズの
変な責め（笑)になるので最低限のメンテは必要だと思います。

あとは衛生面・・・

麻縄は受け手の汗やあらゆる体液を吸込みます。特に股縄や口かせに
使用した縄には注意です。

各自の方法で消毒手段を施す事と、自分はカビ防止で常に麻縄を伸ばした
まますだれ状態で陰干しにしています。

不特定の方を縛る縛り手(麻縄)はちゃんとメンテするか、部分的に
麻縄を変えてあげましょう。

他人が穿いたパンツを洗濯もせずに押入れやカバン中で熟成したものを
穿かせられることと同じですからね。