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緊縛とは昔は捕縛術という古武術のひとつであり、下手人を捕らえる術として
発展してきたようです。
下手人を捕らえておくために、
あえて「動けば締まる」ような縄筋にすることで下手人の動きを止める
たとえば、手や足を動かせば首が絞まるように考案されたりしていました。
また島流しになるような重罪の下手人には縄で指をきつく縛る指切り縄で指を
腐敗させ、同じ過ちを二度とさせないようにするとの話も残っています。
では、現在の緊縛も、大切な相手を苦しめたり、神経麻痺をさせたい方は、
同様に、動けば締まるような縛りをすればいい。危ない箇所も圧迫し続ければいい。
な~んて、ことはもちろん冗談ですが…
冗談ではなく、そのような縛りをしている人が少なくありません。
一見、縄筋は同じです。初心者の方にはわからないと思います。
ポピュラーな後手縛りの「形」ができる人=縛りができる人ではありません。
安全を考慮した縛りと無知識・無関心の縛りは、本質的な違いがあるのです。
前回の神経麻痺の悲しい事故を回避する考え方ですが
言わずもがな
「危ない箇所(急所)に圧を加えないことです。」
神経麻痺に関しての注意点は、危ない箇所(急所)に対して縄を…
①急所に縄を極力、触れないようにすること。
②急所に触れる縄は、急所を圧迫しないテンションにすること。
③動いても、吊っても圧が加わらない状態、テンションが変わらない状態にすること
=縄がズレて絞めつけることのないような留めをしっかりとし、急所をガードすること
=急所の周辺の縄はあえてテンションをかけておくことで急所に触れる縄のテンションが変わらず
維持できるようにしておくこと。
④急所を留めや繋ぎ目で圧迫しないこと。
⑤問題があるときに直ぐに縄を解ける状態を作っておくこと。
が必要です。
緊縛は「テンション」と「留め」で成り立っています。
縄筋、形なんて本当は、どうでもいいことなんです。
「テンション」と「留め」を安全性という視点で考えることが大切です。
今度はやってはいけない縛りを具体的に紹介しながら
安全について考えてみたいと思います。
(以上、転写禁止)
- 2012/07/26(木) 22:47:39|
- 緊縛講座
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